三菱自動車 パジェロ ミッドルーフ スーパーエクシード '89
1982年の登場以来、パリ・ダカールラリーの圧倒的活躍により四駆の代名詞の座まで手にした三菱 パジェロ。かつてのオフロード第一の四輪駆動車と違い、快適性やステータス性をこのカテゴリに取り入れたパジェロの功績は大きく、現代のクロカン車にも繋がるものがあります。そんなパジェロの真骨頂ともいえるのがこのスーパーエクシードです。3ウェイツートンカラーのアイコンを持つエクシードに加えて、デュアルステージエアコンやクルーズコントロール、サンルーフ、3L V6を標準装備したこの世代の最高級モデルです。その新車価格は約320万円で、同時期のトヨタ クラウン ロイヤルサルーンと同価格帯なことからもわかる通り、オーナーが羨望の目を浴びるような車でした。その一年後には、車載TVや本革シート等といった上級装備を備えた「スーパーロイヤルエクシード」が登場します。最終的にはクラウンマジェスタに並ぶステータス性を手に入れ、次の二代目パジェロにバトンが渡っていきます。