三菱自動車 パジェロ キャンバストップ ターボXL '83
パジェロが三菱の二枚看板の一翼を担うようになったのには明確な理由があります。このパジェロは、キャンバストップが実現する1500kgの軽量ボディに最高出力95馬力のディーゼルターボエンジンを組み合わせた、最初期型モデルの中では最もハイパフォーマンスなモデルです。このボディにスタリオン用の2.6Lエンジンを奢り、83年のパリ・ダカールラリーに出場。そして市販車無改造クラスで優勝したことはマニアの間では有名な話です。それまで当たり前だった前後リジッドアクスルを廃し、前輪にクロカンとしては異例の独立懸架サスペンションを採用。ハイスピードなダートコースで群抜きの安定感を実現しました。また、マラソンクラス優勝の実績が裏付ける主要コンポーネントの圧倒的な耐久性も魅力となり、パジェロは「四駆の三菱」を世界に広めるアイコンとなっていきます。